2016年8月4日 BOE(英中銀) 政策金利を25bp引き下げ、国債購入枠拡大で社債も買い入れへ
前回据え置きだったが、今回いっぺんに実施したという印象。
英中銀が09年以来の利下げ、国債購入枠拡大 社債も買い入れへ https://t.co/ISbqcVilRa pic.twitter.com/IPK0Zg4KXY
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2016年8月4日
本文から要点を引用すると3本柱か。
・2009年以来7年ぶりの利下げを実施し、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の0.25%とした。
・国債買い入れ枠も拡大し、欧州連合(EU)離脱決定によって揺らいでいる安定性の回復に向け「必要とされるあらゆる行動を取る」方針を鮮明にした。
※)国債買い入れはこれまでの3750億ポンドから4350億ポンドに600億ポンド拡大。600億ポンドの国債買い入れを、来週8日から6カ月にわたって実施する。
・英国債に加えて、投資適格級の社債を100億ポンド買い入れることも決めた。
※)100億ポンドの社債は18カ月かけて買い入れる。
MPC vote to cut #BankRate to 0.25% and for a package of measures designed to provide additional monetary stimulus pic.twitter.com/vyqHCgYork
— Bank of England (@bankofengland) 2016年8月4日
これを受けてポンドは急落。
ポンド急落、英中銀が利下げとQE再開決定=NY市場 https://t.co/VlwMVSgU7c pic.twitter.com/yO6Fkq8RFu
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2016年8月4日
ポンドに対して、ドル、円は上昇。
下図はpythonで実装中のKUチャート。実装中なのでもしかすると本家のものと異なっているかもしれないが、雰囲気はあっているw。
これを見ると、ユーロも対ポンドで上昇している。
某証券会社のレポートで「カーニー中銀総裁が更なる追加緩和を仄めかしたことで英ポンドが急落。ユーロも対ドルで売られ」というコメントがあったが、下図が正しいとすれば、このコメントはややテキトウであろう。EURUSDがつられて売られたというならわかるが、いずれにせよドル高につられた動きかと。
FedWatch Toolによる、9月の米国FFR(Federal Funds Rate)の利上げ予想は12%。