HTML5とか勉強会 第20回記念スペシャル Chrome+HTML5 Conferenceに参加してきた

本日、HTML5とか勉強会 第20回記念スペシャル Chrome+HTML5 Conferenceに参加してきた。

当日のプログラムはこれ。

http://events.html5-developers.jp/conference/2011/08/program.html

大きく2つのトラック(デザイナートラック/プログラマートラック)に分かれており、私は下記トラックに参加した。加えて、CSS3実践ハンズオンに参加した。

Chrome Web Store入門 (あんどうやすし 氏 (mixi))
・Debugging on Chrome Developer Tools!(北村 英志 氏 (グーグル株式会社))
・実践CSS3デザイン (小久保 浩大郎 氏(グーグル株式会社))
スマートフォン向け開発(須之内 雄司氏 (グーグル株式会社))
・CSS3のハンズオン(一條 美和子 氏 (産経デジタル))

1.Chrome Web Store入門

当日の資料がどこかにアップされているのか分からないので、私の曖昧な記憶を元にした感想になるが、Chrome Web Store/Web Appsって何?というところから、Chrome Web Store/Web Appsの特徴を語る講演だった。

Chrome Web Storeというのは一言で言うと、マーケット。そこでは、ユーザが求めているWebアプリを容易に探すことができ、開発者がWebアプリを提供する上で利用できるユーザ認証や課金の仕組みが用意されている。

Chrome Web Storeで入手してインストール可能なWebアプリは2つに分けられる。1つはHosted Apps、もう1つはPackaged Apps

アプリケーションの特徴はmanifestファイルに記述する。
androidアプリもmanifestファイルにアプリケーションの特徴を記述するのだが、同じ内容なのだろう。

課金の仕組みは一般のWEBアプリでも利用できるようだ(そのような説明があったと記憶している)。

非同期処理も用意されている。Web workersとの違いは、生存期間。Web workersはアプリ起動中にだけ生存しているが、Web Appsはchrome起動のタイミングから生存しているらしい。

当日の資料がアップされました(2011//8/22)

2.Debugging on Chrome Developer Tools!
Chrome Developer toolsは普段も使うことはあるのだが、使ったことのない機能を知ることができた。

3.実践CSS3デザイン

  • CSS3概要
    • 画像で行われていたことをCSS化する利点について
      • 転送量の減少
      • 内容変更にダイナミックに対応する
  • ウェブデザインとは何か
    • アクセシビリティを確保し、情報を正しくわかりやすく伝え、かっこいいやかわいいなどの体験を作成すること。
  • CSS3を使う

4.スマートフォン向け開発

  • モバイル端末の進化
  • スマートフォン向けWEBサイトのUI
    • 端末ごとに特徴が異なる
    • 見やすいスクロールしやすいページ
      • ズームイン・アウトや水平スクロールが必要なページは閲覧しにくい。縦方向にスクロールするだけで全てが見えるページを作成する。
    • viewportを使用することでページの横幅を小さめに(スマフォに合わせたサイズに)指定する
    • 押しやすいリンク
      • リンク同士を近づけすぎない。
      • 押しやすい大きなリンクやボタンを表示する。
      • リンクにパディングなどを設定することで、ヒットエリアを見た目より大きめにする。
    • 画面の状態に応じて異なるCSSを適用する
      • media queriesを利用する。
    • ホーム画面に登録されるアイコンを指定する。
  • 複数端末サポート
    • CSS互換性
    • フォールバックを記述する。
    • 異なるDPIへの画像
      • DPIに応じて高解像度用の画像と、低解像度用の画像を用意する。
  • 高速化
    • 外部リソースの削減
      • JS,CSSをインラインで記述
      • 画像をdata scheme urlで記述
    • Http Expireの設定
    • 外部リソースを削減するか、キャッシュさせるか(Http Expire)
      • キャッシュのヒット率を調べる。
    • HTML/CSS/JSの圧縮
    • CSSスプライトの実施

5.CSS3のハンズオン
CSS3を使用したリッチ画面の作成。

以上が私の参加したプログラムの個人的なメモだ。
その他にも魅力的なプログラムが多数あったが、参加できなかったので、公開されている資料のリンクを貼っておく。

実践・ウェブアプリ高速化テクニック


以上のように、今回のスペシャル版は非常に盛りだくさんで有意義だった。
今の段階では、話を聞いただけで自分で手を動かしたわけではない。なので、今後は色々手を動かす予定だ。

最後に。いつもこのような素晴らしい会をセッティングしてくださるスタッフの皆様どうもありがとうございます。