直感力 〜 羽生善治 PHP新書
羽生善治氏の「直感力」という文庫を購入した。
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: 新書
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心に残るフレーズをメモしていく。
- スランプのとき、いかに心を処するか
- いかなる結果になったにせよ、それが全部そのときの自分の力だ。それはそれで事実として認めることが大切だと思う。そして、実力がないのであれば、実力をあげればいい。それには、一生懸命努力するしかない。
- 不安な時間に対して耐性をもつこと。情報を積み重ねただけで成果が見えるような、性急な進化を目指してはいけない。
- 相手を研究するより自分の型。
- データを自分の手として昇華させる。
- 「あきらめてはいけない」と言うのは簡単だが、必ずしもあきらめないことがいいわけではない。時には潔く諦めることも必要だ。
- 勝敗の分岐点を知る。
- (私の感想)未来のことを考えるとき、物事がうまく進む状況だけを考えても駄目だ。失敗することを想定して回避する手段を考えなければ駄目だ。両方の可能性を考えて準備を下にもかかわらず、負けてしまった場合は、どこで何が悪くて負けたのかを追求しなければならない。予め考えたシナリオに分岐点が設けられており、そこで間違ったのか。そもそも、シナリオに分岐点がなかった(1つの可能性しか考えていなかった)のか。
- 見極めの精度。
- ミスの後にミスを重ねない
- (私の感想)ミスを重ねてしまうのは、失敗による動揺。相場においても同じことが言える。シナリオとは正反対に相場が動いてしまった場合、動揺する。そんな時、逆に相場を貼ると、今度はもとに戻り、さらに動揺してしまう。そんな状況では、冷静なトレードはできない。その日はやめるのが懸命だろう。
- 反省は後でするもの
- (私の感想)羽生さんが書いている通りだと思う。「ミスをした後にミスを重ねてしまう要因は、ミスをする前よりもずっと、状況が複雑になっていること」「ミスを重ねないようにするためには一旦一呼吸おく。そして、ミスの後の行動を、全く新しいものとして捉える努力をすること」。
- 勝敗の分岐点を知る。
- 目標は一気に課してはいけない。少しずつ積み重ねることによって、気が付けば着実に前進している。自然にできることを続けていくという健全さが必要なのだ。