【zai fxのニュースメモ】TKY午前=調整の円買い先行も麻生発言で反転

2013年1月8日の12時頃のニュース。
zai fxの本日のニュースから引用。
こういう要人発言に対する動きについていくには、相場常にwatchしていなければならないが、兼業トレーダでは不可能。
この発言の影響範囲(時間的にどの程度効果があるものなのか)、発言内容の理解をすることが大切か。

2013年01月08日(火)12時08分
TKY午前=調整の円買い先行も麻生発言で反転

 午前の東京市場では、利益確定の円買いが入った後、麻生財務相の発言を受けて調整の円高圧力が後退している。これといった円買いの手がかりは見当たらなかったものの、日本政府が緊急経済対策の概要を固めているなか、関連報道が相次ぎ経済政策に絡んだ思惑の部分が具体化していることで、これまでの「安倍トレード」の反動が出やすくなっているようだ。再来週に日銀金融政策決定会合を控えているとはいえ、政府方針の明示によって追加緩和の思惑は限定されやすいか。なお、緊急経済対策は11日の閣議で正式決定される予定となっている。
 ドル円は87.23円まで下落。海外ファンドから利益確定の円買いが持ち込まれたとの観測もあるなど、調整色が強まっている。クロス円もドル円につれて軟調。ユーロ円は114.50円、ポンド円は140.65円、加ドル円は88.49円、豪ドル円は91.69円、NZドル円は73.05円まで下落。その後、麻生財務相が「欧州のESM債券、円を含む通貨安定に資する」、「ESM債券、外貨準備活用し購入」と述べると、ユーロ円は115.25円まで反発。ユーロ円の値動きにそって、ドル円は87.70円付近、ポンド円は141.50円付近、豪ドル円は92.20円付近まで切り返した。ただ、麻生財務相の発言に対する反応は大きくなく、ドル円やクロス円は上値が抑えられている。
 ユーロドルは1.3140ドルまで強含み。軟調に推移していたユーロ円が115円前半まで戻すと、ユーロドルも強含んだ。ポンドドルは1.61ドル前半で、昨日のNYクローズ付近を維持している。豪ドル/ドルも値幅は狭いが、1.0486ドルまで弱含み。本日発表された豪貿易収支は11カ月連続の赤字となったうえ、赤字額も拡大傾向となっており、豪ドルをやや圧迫している。昨日からユーロ高・豪ドル安圧力が残っていることも豪ドル/ドルの重し。NZドル/ドルは0.83ドル前半で目立った値動きがない。
 この後は調整の円買い圧力が継続しそうだ。本邦経済対策の具体的な内容が伝えられつつあるなかで、材料出尽くし感が次第に強まっている印象もある。麻生財務相の発言に対して機敏に反応するなど、円売りの流れはまだ十分に残っているが、これまでのように積極的に円を売る局面ではないと思われる。
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2013年01月08日(火)11時59分