7月18日時点でのEUR、AUDについて

昨日、7月17日の「バーナンキFRB議長議会証言」は、バーナンキ氏がdovish(ハト派)な発言をして終了した。

この影響がどれほどのものかは良くわからないが、その時のEURUSDの動きを見るとどっちつかずの乱高下・行って来い。
個人的には、下目線だったEURUSDの揉み合いレンジが1段高となって、EURが意外と強く、ドルは弱いという印象に変わった。

【EURUSD 1時間足】
7月17日のバーナンキ発言までは、結構強気でS目線だったが、立て続けにハトは発言され、しかもEURUSDの動きが1.30〜1.31のレンジから、1.31下値サポートの1.31〜1.32のレンジに収まるような動きをしたため、Sの自信がなくなった。
その上、120日移動平均線と200日移動平均線に安値をサポートされるような動きとなっている。
これは、7月17日のエントリー「EURの動きについて」での、不安要素の1つである。

そのため、S積立のEURUSDは全てクローズした。
とは言え、ここから一気に上昇するような欧州事情でもないし、今回はバーナンキハト派発言であったが、2014年中頃までにQEを縮小するのであり、いずれEURUSD安になる。(その時まで)じっと様子を見るだけである。

一方、AUDUSDだが、こちらは下落トレンドラインを上回り、買い転換かとも思われるが、0.93060の水平線を明確に上抜けない限り買いづらいと考えていたため、バーナンキ発言での乱高下時に0.9263でショートした。

7月15日時点でのAUDについて」で述べたように、AUDUSDは「今の所は、やはり下落目線。
0.96385のラインを下抜けたことで、0.96385〜1.07652のレンジ(レンジ幅0.11267)をブレイクした。そのため、次のターゲットは0.96385-0.11267=0.85118となる。」
であり、0.93060を明確に上抜けるまでは買いづらい。
そんなAUDUSDだが、7月18日に重要な分岐点に差し掛かっているように見える。

【AUDUSD 4時間足】
強い米指標だったが、DS2で一旦跳ね返されている。それだけ見ると、AUDが強いような気もするが、再度DS2に向かっているためよくわからない。

【AUDUSD 1時間足】

強い米指標にも関わらず、あまり下押さなかったため、一旦AUDUSDはクローズした。

【EURAUD 4時間足】
こちらは下落しそうでしないEURAUD。
ただ、AUDが弱いというよりは、EURが強いという印象。
市場参加者の興味は、今の所ユーロには無いようだ。