EURについて考える

7月11日FOMC議事録発表による、おはぎゃー。」でのバーナンキ発言によるEURUSDの400pips戻しまで、EURUSDをショートで攻めており、400pips戻してもなおS目線だったEURUSDだが、昨日のバーナンキのdovish発言で、強くS目線でいることは一旦保留したことは「7月18日時点でのEUR、AUDについて」で述べた。ただ、EURAUDの動きを見ても、確かにEURは強く見えるが、ここからEURが強く上昇するとは思っていない。
逆に言うと、ロングしづらくてSを狙っているわけだが、EURUSDが良く分からなくなった現在、どの通貨に対して相対的にEURが過大評価されているのかを自分なりに考えている。
結局のところ、ファンダメンタルズは分からないので、下手な分析は思惑でしかないのだが、自分なりに考えを持って臨みたい。もしも間違っていれば相場が間違いを教えてくれる。

【EURUSD 4時間足】
6月19日から下落だったが、7月10日のバーナンキの緩和縮小後退発言でドル高是正。
EURはドルに対して弱かった(EUR

●USDJPYの買い(JPY

EURに対して、バーナンキ発言でUSD安となり、EURUSDは上昇というアクションを示した。
EURに対して、英中銀議事録でGBP高となり、EURGBPは下落というアクションを示した。
EURに対して、明確なアクションを示していないのは、JPYとAUDである。

そのため、次に動くのはEURJPYとEURAUDだと考えている。
EURAUDは、「7月17日時点のAUDについて」で述べたように反落だと考えている。ただし、中々反落せずにEUR強しと感じている。

一方EURJPYは、中々落ちない。この動きは、円売りおよびUSDJPYの買いにつられたものだと考えているため、いずれかもしくは両方が反転すれば、EURJPYが下落し始めると考えている。直近だと7月21日の参院選後だろうか。Sell the factのUSDJPY売りの円買にになろうかと考えている。

ただ、EURJPYの4時間足を見る限り、三角保ち合いを上抜けており、さらに1段高となりそうな気配がある。これを行き過ぎと見るか、テクニカル的に自然な上昇と見るのかが難しいが、対ポンドでのEURの反落、対豪ドルでのEURの反落必至、対米ドルでのEURの反発終了といった状況の中での、参院選に向けたEUR円上昇であるので、参院選後にEUR円下落ではないかと想定している。

【EURJPY 4時間足】