売りなのか、買いなのか。多数派はどちらなのか。そして自分の立ち位置は?
「GBPJPYのチャートを見て、「テクニカル分析とは何だろう」と思ってから、その後。」では、次の2点についてボンヤリと記録した。
1.チャートの形状、トレンドに対する認知の差異
2.多数派は上昇トレンド派なのか下落トレンド派なのか。どのポイントで分かれるのか。
1では、トレンドに対する2通りの認識があるとして、レジスタンスラインを2本引いた。十人十色という言葉があるように、この2本の間には無数のトレンドラインが引けるだろう。そして、そのいずれもが、正しくもあり間違ってもある。ただ、そのうちのどれが正しいのか間違っているのは誰にも分からないことだと思われるので、直感としてはどれも大差はないのだと思う。大切なのは、マーケット参加者の認識にずれが生じ、その結果、「上がるか下がるか2通りしか無い動き」が生じることへの理解だと思う。
そして、2では、認識が異なる2通りの立場の参加者の数が、どのポイントで入れ替わるのかを考えた。そこでは、単純に大きなローソク足の始値が1つの候補だと述べた。
さて、今回のエントリーでは、次の2つについて考える。
3.1を考えた時、自分は2つの立場のうちどちら側にいるのかを考える。上昇と考えているのか、下落と考えているのかを考える。
4.2を考えた時、自分は多数派なのか、少数派なのかを客観的に理解できているか?
私の場合で考える。「テクニカル分析とは・・・・。」のエントリー時は売りで考えていた。実際に売った。
「(続1)テクニカル分析とは・・・・。」のエントリー時は、売ったが思ったより下がらずに自信がなくなっていた。でも、まだまだ売りだと考えていた。
「(続2)テクニカル分析とは・・・・。」では、想定通り売りレンジに戻り、売ることに対して楽観的になっていた。
そして前回、「GBPJPYのチャートを見て、「テクニカル分析とは何だろう」と思ってから、その後。」では、楽観的に売りだと考えていた相場が、指標結果も手伝って買いに戻ったことでかなり方向感がつかめなくなっていた。買いなのか?と思いつつも、売りの考えから逃げられなくなっていた。
そして、今日の英指標も相当良かった。売りの考えに固執していたため、指値売りをしており、見事に狩られた。
【英国】12月失業率 結果:3.7% 予想:3.7% 前回:3.8% / 12月失業保険申請件数(前月比) 結果:-24000件 予想:-32000件 前回:-36700件 http://t.co/Z1Dudpdott #fx
— FXCM ジャパン証券 (@FXCM_Japan) 2014, 1月 22
【英中銀MPC議事録】「1月の英中銀金融政策委、9対0で金利据え置きを決定」「1月の英中銀金融政策委、9対0で資産買い入れ枠据え置きを決定」 #fx
— FXCM ジャパン証券 (@FXCM_Japan) 2014, 1月 22
【DailyFXJapan】 ILO失業率が7.1%と予想7.3%より強い結果となりGBP/USDは買いで反応。英中銀の利上げ判断材料としてILO失業率が7.0%を下回ることを条件としていますので、利上げに1歩近づいたようです。#fx pic.twitter.com/4sQITcSulF
— FXCM ジャパン証券 (@FXCM_Japan) 2014, 1月 22
後からチャートを見ると、次のように考えるべきだった。後からだから考えられるのかもしれないけどねwww。
昨日の時点で買いに転換しており、ファンダメンタルズはテクニカルの後追いのようにしか見えない。
結局、以下結論。
3に対しては、売りだと考えていたが、トレンドが買いに転換しようとしている時も売りだと考えていた。これは駄目!
4に対しては、ファンダメンタルズの結果と、中々下げずに迷いの局面となっていた場面で自分が多数派から少数派にスイッチさせられそうになっていることに気がつくべき。思っていたより動かなかったら直ぐに損切りをするのが良さそう。