Linuxでメール送信サーバにPostFixを使用し、メール受信にDovecotを使用したメールサーバ構築

自分がよく知る人が、Linuxでメールサーバを構築しなければならなくなって、幾つか困ったことがあったようなのでメモ。
彼はCentOS上に構築が必要だったが、こちらはUbuntuなので、Ubuntuで検証。たいして変わらないでしょう。

まずは、Postfixのインストール。

#apt-get install postfix

稼働確認。

#/etc/init.d/postfix status
postfix is running

次に、dovecotのインストール。

#apt-get install dovecot

しかし、これではインストールができない。
ここを参考にして、インストール対象を次のように修正。

#apt-get install dovecot-imapd dovecot-pop3d

稼働確認。

#service dovecot status
dovecot start/running

インストールが完了したら、Postfixの設定を行う。

# vi /etc/postfix/main.cf

変更点は、次のコマンドで表示することができる。

# postconf -n

設定が完了したらPostfixを再起動する。

# vi /etc/init.d/postfix restart

メール受信用フォルダを作成しておく。
ユーザを追加した都度設定する必要がないように/etc/skleに作成しておく。

#mkdir -p /etc/skel/Maildir/{new,cur,tmp}

また、dovecotの設定も行う。

# vi /etc/dovecot/dovecot.conf

設定が完了したらdoveconfで確認を行う。

# doveconf -n

最後に、doveconfの再起動を行う。

#service dovecot restart

ここまででサーバの設定は完了。
クライアントのメールソフトを使用して、テストを行い、必要に応じて設定に手を加えていけば良い。

        • 追記(2014.09.08)----

フォルダへ書き込み権限を付けていないと、/var/log/mail.logに書き込み不能エラーが出るので細かな設定はテストをしながら確認すること。