AWSを始める 〜 6.ミドルウェアのインストール 〜 Apache Web サーバ
◎これまでの学習
「AWSを始める 〜 1.仮想サーバの立ち上げ」
「AWSを始める 〜 2.SSHを使用した仮想サーバへの接続」
「AWSを始める 〜 3.仮想ネットワークの作成」
「AWSを始める 〜 4.設定したVPCにインスタンスを作成する」
「AWSを始める 〜 5.新しく作成したインスタンスにSSHで接続する(※プライベートキーを無くした)」
◎今回の内容
1.パブリックサブネットに、Apache Web サーバをインストールする。
2.ファイアウォールの設定
3.DNSの使用
1.パブリックサブネットに、Apache Web サーバをインストールする。
yumを実行してインストールし、起動するだけ。
$ sudo yum -y install httpd $ /etc/init.d/httpd status httpd is stopped $ sudo /etc/init.d/httpd start Starting httpd: [ OK ]
インスタンス起動時に自動的にapacheが起動されるようにしておく。
$ sudo chkconfig httpd on $ sudo chkconfig --list httpd httpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
2.ファイアウォールの設定
apacheが起動したからブラウザでアクセス可能かを確かめてみる。
まぁ、当然接続できないわけだ。
これはセキュリティグループの設定でsshで22番ポートへのアクセスしか許可していないから。従って、httpで80番ポートへアクセス可能とするように設定する。
EC2へアクセスすると成功。
3.DNSの使用
VPCの設定画面から「DNS resolution」と「DNS hostnames」をyesに設定する。
インスタンス設定画面からDNSを確認する。
public DNSとprivate DNSの2種類があるが、前者はインターネットから使用できるDNSであり、後者はVPC内でのみ有効なDNSである。
DNS(public DNS)でもアクセスできるかを確認する。
アクセスできた。
ちなみに、AWSのIPアドレスはインスタンスを停止すると初期化されて、再度起動すると別のIPが振られる。そのため、DNSを使用すればIPが変わっても問題ないかと思っていたが、少なくともAWSが振るDNSはIPがDNSの文字列に含まれているため、一度インスタンスを停止すると無効化されてしまう(rebootでは問題なかった)。
「ec2-54-64-130-130.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com」がAWSのpublicDNSの一例だが、この場合「54-64-130-130」がパブリックIPアドレス。