履歴〜2015年11月22日にSTLを施して2週間後

2015年11月22日に掲載した「Rで周波数解析や成分分解」で、周期240と周期80でSTLを実行した。それから凡そ2週間経過したので、再度解析した結果を載せておく。

データは直近の2015年12月7日まで。

◎周期80での結果

前回のエントリーでは、周期80の結果を見て次のコメントを記載していた。

・季節要因は、残り半周期(凡そ40営業日。つまり凡そ2ヶ月。)かけて下落するだろう。つまり、12月〜1月の季節要因は下落。
・トレンドは、2007年3月と6月頃のピークに到達することなく既に下落を開始している。トレンドが簡単に変わることは考えづらいので、12月〜1月も下落しそう。
・残差は、上限近辺にありそうで、そろそろ下落しそう。
以上の3点から、向こう2ヶ月で、下落するだろう。

◎周期240での結果

前回のエントリーでは、周期240の結果を見て次のコメントを記載していた。

周期240でのstlの結果を見ながら考えると、大局観として、例えば次のような直近3ヶ月の見通しを立てることもできるだろう。

・季節要因は、残り1/4周期(凡そ60営業日。つまり凡そ3ヶ月。)かけて上昇するだろう。つまり、12月〜2月までの季節要因は上昇。
・トレンドは、2007年3月と6月頃のピークに近づきつつある。そのため、そろそろ反転の可能性があるが、ピークをつけるまでは上昇する可能性もある。
・残差は、マイナスからプラスに転じようとしている傾向がある。少なくとも増加傾向にあるように見える。
以上の3点から、向こう3ヶ月で、上昇するだろう。

この粒度でグラフを見るだけの判断では、2週間(凡そ10営業日)経過しても傾向の変化はわからない。
直近30日の動きは、凡そ20030円が高値で12月3日(木)のECBでユーロのBuy the factでNK225売り。続いて12月4日(金)のNFPでドル円はSell the fact。ただし、その後、買戻しがあり、結局行って(上げ)来い(下げ)からの行って(上げ)で終わりw。
日経225も売りは入るも意外と底固く、一方的な下落にはならず。

FOMCでの利上げは織り込み済みだが、そうは言っても下がれば期待の買いがあるというのだろうか。もしくは、このまま下げ続ければ年初から大した利益も上げられないファンドが多数を占める?ことになるかもしれないので、買いがあるのだろうか。

真相は分からないが、もうワンクッション買いが入りそう(落ちそうで落ちない)な感じ。


(追記 2015/12/9)
本エントリーを記載した翌営業日(2015年12月8日火曜日)の相場は大幅下落。NK225先物はナイトセッションで19250円の安値を付けた。底が固くて中々下がらないなぁと思っていた矢先にようやく売りがきたという感じ。MSQがあるせいか。自分としてはもうワンクッション買いが入るという考えはあるので、買い警戒をしているのも事実なんだよね。

(追記 2015/12/10 1:20)
NK225先物押し目待ちに押し目なしという言葉がある通り?、19200円台もさほど戻さずに19150円をつけました。ただし、そこからはある程度反発して19300円まで戻しています。やはり、ワンクッションの買いがでるとしたらFOMCなのか(でも、Sell the factで考えているけど)。それともデータ解析の分析通り、12月〜1月は下落で2月頃まで待つのか。自分のシナリオと比較しながら相場を見るのは面白い。

(追記 2015/12/10 20:30)
NK225先物。ナイトセッションでNY勢が18950をつけました。流石ヤンキー。MSQ前という要因もあったのでしょうか。ここからはFOMCに向けて膠着〜反発でしょうか。

(追記 2015/12/12 12:45)
NK225先物。MSQのデイセッションは18990で寄り付くも、19260まで反発。ナイトも大人しいのかとおもいきや、大きく売られて18580安値をつけて18650引け。FOMCに向けて反発、どこかで買いが入りそうというのは甘い考えなのか。時期尚早なのか。STLは80日と240日でやって、それでは12月〜1月売り、2月買いだけど、細かい時間枠で詳細に見ないといけないのは事実。