雇用統計の数字が予想より悪くてもドル円が上昇した 〜 これまでのポンド売り・円買いの巻き戻しがあるのか

予想より悪い数字だったNFPだが、「予想より悪かった雇用統計(NFP)だが、ドル円は行って来い」でも書いたように、発表直後の動きはドル円売りだったのにも関わらず、その後は反発してドル円買い。
104.31の高値をつけて、103.97で引けた。

次図はUSDJPYの1分足。

雇用統計発表30分前からに絞り込んだUSDJPYの1分足は次図。

ドル円の1週間25デルタリスクリバーサルは次図。

ドルインデックス1分足。

雇用統計発表30分前からのドルインデックス1分足。

ドル元。

最後に雇用統計発表日のKU。

10時にポンド買い、円売り。雇用統計発表時も同様の動き。
そこで、2016年のKUを振り返ってみる。
2016年は「英国EU離脱に関するテクニカル分析の観点による復習 〜 噂で買って事実で売れ。真実は闇の中。」でも触れたが、Brexitによりポンドが暴落した。
振り返ると2016年は1月からこれを織り込んでいたような動き。所詮、後付だが。
(チャート追記 載せ忘れていた)


ここで、2007年頃からのKUを見る。
ポンドはリーマン・ショック後の水準のように思える。
もしかすると、ここからポンド買い、円売りの巻き戻しがあるのだろうか。

(追記 2016/9/4 15:17)
1990年ほどから現在までのKUを描き、相場の歴史を振り返ってみた。
今年はBrexit金融危機の1つだとすると、秋は巻き戻しなのか。それとも、別のリスクが登場して円買いなのか。