2016年11月9日(水) 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏の当選確実時の相場

Brexitに続く一大イベント。細かいデータや分析は載せない相変わらずざっくりしたメモだけど、歴史的な出来事なのでメモ。
※)Brexitの時は「英国EU離脱に関するテクニカル分析の観点による復習 〜 噂で買って事実で売れ。真実は闇の中。」でメモった。

今回の米大統領選は、相場の流れも、世論の流れ?もBrexitと面白いほど同じだったと個人的には思っている。
「Act the fact」の典型的なパターンだったかと思う。

【類似点】
世論調査は、投票結果と反対の結果だった
・開票前から相場は上げている(Sell the rumorの準備をしやすい)
 ※)Brexitは2016年6月24日(金)午前6時頃@JPY開票開始で、週初めの月曜日くらいからGBPJPYは上昇開始
 ※)米大統領選は2016年11月9日(水)午前8時頃@JPY投票開始で、週初めの月曜日くらいからUSDJPYは上昇開始

個人的な相違点は下記。これは感じ方の問題なので、大分主観が入っている。

【相違点】
・2016年11月7日(月)の「FBIがクリントン氏に訴追求めない」というニュースで材料出尽くしだと感じたが、Brexitの際は明確な材料出尽くし感は無かった

このニュースで材料は出尽くしたと感じたが、大統領選まで2日程あるわけだし、12月利上げに向けた向きもあるのでドル円が上昇していくことに違和感は無かった。
ただ、トランプとクリントンのテレビ討論会を見てきた経緯からすると、トランプの女性蔑視発言から10月にトランプリスクが後退してドル円日本株も上昇してきたように見えた。そして最後にFBIのニュース。トランプが勝つ要素が見当たらなかったわけで、積極的にショートに傾けていく自信はBrexitの時ほど無かった。
ニュースを見ることで、まんまとマスコミに洗脳されたわけだなw。

結果、トランプ勝利www。

材料出尽くしで、ドル円下方向を見たヘッジで円プット売り(ドルプット買い)の動きは月曜日からあったように見える。
※)実際にオプションに関しては全く関与していないのでこれはデータを見ているだけだが。


最後に、チャートを羅列。

KU5分(USD,JPY,EUR,GBPのみ)。「2016/11/7 3:10」から「2016/11/9 15:55」まで。
AUDも入れれば景色は異なるし、それが正確だからそうすべきだけど。今日の動きはリーマンショックとは比にならないほど小さな動きだけど、リーマンショックの時はAUDが効いていたからね。

ドル円1分足。
日本の相場の後場引け頃まで。101円割れずで、10月1日(上昇が始まった頃)の水準より下にはならずに反発。
※)載せないがリスクリバーサルは大分ドルプットオーバーの方向へ走った。Brexitの時ほどではないが、その次の水準。

今年2016年1月4日からのTOPIX先物

2015年8月からのTOPIX先物

2015年8月の下げに比べれば大したことないよねw。
これを見ると、2016年は動きが少なくて(レンジ)、やりづらいと思っている人が多そう。

最後に。

結局、Brexitといい、今回の米大統領選といい、何を信じればいいのか?ということを考えることが大切。
私の結論は昔から、何も信じないw。信じるのは自分だけ。
後付だけど、データは全てを織り込んだ結果なので、「たとえ後出しでもついていければOK。間違っても被害が少ない方向に逆張りなら期待値は大きい。」というのが大雑把な信念。

以上、あと出しジャンケンメモだwww。