OPECと非加盟国が協調減産で15年ぶりに合意 〜 2016年最も自信を持って上昇だと考えていたWTIは52ドルをブレイク
2016年、ほぼ年間を通じて自信を持って上昇すると考えていたのはWTI。
漸く52ドルをブレイクするところまで上昇。
2016年8月末「相場 〜 日本株、ドル円、原油(WTI)」では次のように考えていた。
2016年はWTI先物が20ドル台をつけた時から、原油買いだと思っていて、原油高・ドル安だと思っているのですがどうだろうか。
WTIは50台をつけてから調整売りだったが、39から再度反発して今再び調整模様で46.85(2016-08-25)。これ、44.5くらいまでしか下がらないのかと思っているけど、直感www。
もちろん、自信をなくす時もあった。
2016年9月半ば「米国株式相場大幅下落 〜 VIXは17台へ上昇、利回り上昇」では次のように?。
単純に、金利上昇、ドル高、米国株安、オイル安?なのだろうか。
しかし、9月後半「WTI上昇」では自信を取り戻す。
WTI上昇。よしよしという感じ。
オイルは2016年初から買いだと考え続けているので。
OPECや在庫ネタで方向感が無かったが、これを機に50$を上抜けしてくれれば安心感が出て来るのだが。
それから11月8日の米大統領選を挟み、2016年11月21日は「WTI原油は上昇再開となるか」では次のように考えていた。
さて、WTIだが、2016年10月19日に51.97をつけてから続落し、2016年11月14日には42.26を付けたが、そこから反転してきた。
52ドルを超えられなかったので上昇トレンドとは言い難くなってきたと考えていたが、下落トレンド転換は42ドルを下に割り込んで39ドルを目指す展開になってきてからと考えていた。
米大統領がトランプになったことによる、11月末開催のOPECへの期待感なのかは不明だが、WTIも45ドル付近でウロウロしていたところから再び上を目指しだしたように見える。ドル高となると原油/ドルのペアは相対的に安くなるが、ドル高以上に原油高となるか。もしくは、ドル安原油高となるか。
こうしたオイルに対する強気の考えの中、テクニカルに追随するようにOPEC加盟国の減産合意。
「WTIは急上昇して一時49ドル台へ 〜 OPECは2008年以降で初となる8年ぶりの減産合意」。
そして、OPEC非解明国も同様に減産合意となり、オイルは52ドルをブレイク上昇。
OPECと非加盟国、協調減産で合意 15年ぶり https://t.co/Aycix9uAdr pic.twitter.com/QYozARcI8Z
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2016年12月11日
更に、その後サウジアラビアのサプライズ。
サウジ、一段の減産を示唆−非OPEC加盟国の合意発表後に明かす https://t.co/NqBPHf2rvY
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2016年12月12日
これによりWTIは55ドル近辺まで上昇。
Oil futures jumped more than 5% with Saudi Arabia and Russia leading the way on production cuts https://t.co/qd7htt8mZ9 pic.twitter.com/Y5fUJUCsRk
— Bloomberg (@business) 2016年12月11日
原油先物が5%上昇、産油国の協調減産で https://t.co/XY26G3pz8V pic.twitter.com/HGUTf85RyL
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2016年12月12日
以上、2016年の総括。
トランプの政策関連でオイル関連株は11月から上げたし、オイル関連だけは2016年に自信を持てた。