FX Outlook memorandum 2
前回「FX Outlook memorandum」からだいぶ時間があいてしまった。
そのため、前回更新時に思っていたことでも後付記事になってしまうのが残念なところだが、(゚ε゚)キニシナイ!!
前回の画像では以下を述べていた。
・トランプが当選するまでの期間、米国はFRB利上げ期待でUSD買い
・トランプ当選後はの期間は、利上げ期待が織り込まれてUSD売り
・2017年はECBの利上げ期待でEUR買い
・2017年途中からEUR買いの勢いが無くなってきて、2018年突入。利上げは織り込まれつつあるのか?
・2017年9月頃からBOEの利上げ期待でGBP買い。BOEの利上げはいつ織り込まれるのだろうか?
さて、書いていなかったこととしてUSDの売りの勢いが止まっていること。グラフに書いた「2017年途中からEUR買いの勢いが無くなってきて、2018年突入。利上げは織り込まれつつあるのか?」と合わると、EUR売りUSD買いが起こってもおかしくないと考えていた。
分からなかったのはGBP。
昨年2017年に利上げしてからGBP買うイベントが見つからないと思っていた。
去年ポンドがファイナル利上げした時、もうこれでポンド買う理由なくなったとかみんな言ってたのに。
— 余弦@cosP (@ygnfx) 2018年1月23日
まあおれもそう思ってたんだけどね
そこから上げて2018年に突入して、次はいつ利上げを織り込みにくるのか見当が付いていなかった。
で、5月かなと思っていたところにカーニー発言。
Mark Carney takes on markets with a shock warning on BOE rate view.https://t.co/2eYG94Ws9u pic.twitter.com/U9t6L2gDLU
— BloombergQuint (@BloombergQuint) 2018年4月20日
これがあって、5月利上げが無くなった瞬間にGBP売りが判明。これでUSD買いのシナリオも正しかったということが後から裏付けされたわけ。
ブログ未更新期間はざっとこんな感じ。
さて、現在1ヶ月後の5月24日。
ここ1週間で話題に上がっていることと次の利上げについては以下。つまり、個人的にはこの辺に注目しているということ。
1. 新興国通貨下落(アルゼンチンの利回り上昇、トルコリラ利回り上昇)
2. FRBの6月利上げが確実
3. BOEの次回利上げ時期
4.ECBのQEと利上げ時期
新興国売り、リスクオフだからJPY買い。
トルコリラ最安値、中銀の独立性巡り格付け会社が懸念表明 https://t.co/Jt33lu5BTV
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年5月23日
日経平均・ドル円「心地良い『ドル高』が日本に追い風⬆️」
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2018年5月21日
①米長期金利上昇
でドル高円安
②イタリア国内 政局不安
でユーロ安ドル高
③新興国通貨安ドル高
アルゼンチン、トルコなど通貨安
日本
ドル高が良い好循環となっている。
但し、悪影響の拡大には要注意⚠️
ドルインデックス 日足 pic.twitter.com/1SQqseBMSO
そして、利上げ確実だからUSD買い。FOMC議事録でも「比較的早期の次回利上げが適切になると予想されていたり、インフレの若干の上振れを許容する姿勢である」といった内容だった。
そしてBOEについてはカーニーから利上げ示唆発言登場。
英中銀総裁、景気上向くとの認識表明 利上げ継続示唆 https://t.co/KwrCEjDY3t
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年5月22日
ECBについては2019年6月との予想が出ている。PMIが下振れしたし。
ECBは当分動きが無さそうで、2017年期待で動いてきたから2018年はボラが下がるのかも。知らんが。
JPMorgan pushes ECB rate hike forecast to June 2019 after PMI fall https://t.co/Y3svlqlIbr pic.twitter.com/NQMlyciMVM
— Renton Campoy (@hacommoditynews) 2018年5月23日