FX Outlook memorandum 2

前回「FX Outlook memorandum」からだいぶ時間があいてしまった。
そのため、前回更新時に思っていたことでも後付記事になってしまうのが残念なところだが、(゚ε゚)キニシナイ!!

まずは前回の復習(前回のグラフ再掲)。

前回の画像では以下を述べていた。

・トランプが当選するまでの期間、米国はFRB利上げ期待でUSD買い
・トランプ当選後はの期間は、利上げ期待が織り込まれてUSD売り
・2017年はECBの利上げ期待でEUR買い
・2017年途中からEUR買いの勢いが無くなってきて、2018年突入。利上げは織り込まれつつあるのか?
・2017年9月頃からBOEの利上げ期待でGBP買い。BOEの利上げはいつ織り込まれるのだろうか?

さて、書いていなかったこととしてUSDの売りの勢いが止まっていること。グラフに書いた「2017年途中からEUR買いの勢いが無くなってきて、2018年突入。利上げは織り込まれつつあるのか?」と合わると、EUR売りUSD買いが起こってもおかしくないと考えていた。

先月2018年4月27日に手元で描いていたグラフ。

分からなかったのはGBP
昨年2017年に利上げしてからGBP買うイベントが見つからないと思っていた。


そこから上げて2018年に突入して、次はいつ利上げを織り込みにくるのか見当が付いていなかった。
で、5月かなと思っていたところにカーニー発言。

これがあって、5月利上げが無くなった瞬間にGBP売りが判明。これでUSD買いのシナリオも正しかったということが後から裏付けされたわけ。

ブログ未更新期間はざっとこんな感じ。

さて、現在1ヶ月後の5月24日。
ここ1週間で話題に上がっていることと次の利上げについては以下。つまり、個人的にはこの辺に注目しているということ。

1. 新興国通貨下落(アルゼンチンの利回り上昇、トルコリラ利回り上昇)
2. FRBの6月利上げが確実
3. BOEの次回利上げ時期
4.ECBのQEと利上げ時期

新興国売り、リスクオフだからJPY買い。



そして、利上げ確実だからUSD買い。FOMC議事録でも「比較的早期の次回利上げが適切になると予想されていたり、インフレの若干の上振れを許容する姿勢である」といった内容だった。

そしてBOEについてはカーニーから利上げ示唆発言登場。

ECBについては2019年6月との予想が出ている。PMIが下振れしたし。
ECBは当分動きが無さそうで、2017年期待で動いてきたから2018年はボラが下がるのかも。知らんが。

年初来のKU30分足ベース。

米国債利回りも載せたかったけど時間切れ。
新興国利回り上昇の中、AUDが反発しているのが気になる。