2013年3月8日(米雇用統計発表日) EUR/USDおよびEUR/JPY

昨日のマーケットは、「2013年3月7日 BOE、ECB政策金利&声明発表、ドラギ発言、失望買い」に記載したように、各国金利政策&声明発表により、EUR買が進んだ。
EUR/JPYは下落トレンドのレジスタンスラインを上抜けたため、上昇転換を匂わせる状況になったが、EUR/USDは下落トレンドのレジスタンスラインの中にあり、NYダウや経済指標の結果によるUSD高によっては下落となる可能性が十分ある状況であった。

それではチャートの動きはどうだったか。
EUR/USD 4時間足】
EUR/USDは、下落トレンドのレジスタンスラインで綺麗に反落。

EUR/USD 1時間足】

EUR/JPY 4時間足】
EUR/JPYは、昨日3月7日に下落トレンドのサポートラインを突破して下落トレンドが崩れた状況になっており、その傾向は保たれている。EUR/USDとは異なり、EURの弱さよりも円の弱さの方が優っているようだ。別途USD/JPYとファンダメンタルを絡めた分析が必要。

EUR/JPY 1時間足】
下落トレンドのサポートラインを突破したが、イタリア総選挙時ように下落トレンドのレジスタンスラインを突破してから戻ってくるような動きもありうる。どのような動きになるのかは、EURと円のどちらが弱いかだと思うが、ちょっと判断できない。

2013年3月8日の米雇用統計は市場予想より良い結果となり、米ドル買いが進んだ。

2月非農業部門雇用者数が+23.6万人と、市場予想+16.5万人より強い結果
同失業率が7.7%と、こちらも市場予想7.9%より良い結果

さらに、チャートの動きの後付説明を強化するかのように、フィッチによるイタリア格下げ。

普段はトレードに使用していないけど、USDとEURと円の強弱を図示するインディケーターを見るとこんな感じ。あくまでも参考。
【Ku-chart】