linuxBeanにMT4をインストールする
まずは環境の確認。
unameを用いてシステム情報を表示する。
$uname -a
kernelは3.13.0-34-generic、OSは32bitのlinuxBeanである。
次に、wineのバージョンを確認する。linuxBeanにはデフォルトでwineがインストールされている。
user@dev:~$ wine --version
wine-1.6.2
なお、MT4のバージョンは、「Version4.00 Build670」である
それでは、バージョンを確認したところでMetatrader4をインストールする。
MT4の公式サイト「Forex Trading Platform MetaTrader 4」からダウンロードする。
/home/user/ダウンロードにダウンロードされる。
ダブルクリックしてインストールをする。
インストールフォルダを聞かれるので指定する。
デフォルトではCドライブが指定されているが、Linuxなのでそのようなフォルダは無いはず。
そのため、選択オプションでフォルダを指定しようとするが、windowsの構造となっている。
Cドライブをwindowsと同じ構造を持つフォルダとして認識して、ZドライブにLinuxのドライブをマウントしているようだ。
Linux上で、wineがCドライブとしてマウントしているフォルダはどこにあるのかを確認すると、ユーザのホームディレクトリ直下の.wineディレクトリにある(/home/user/.wine/drive_c)。
user@dev:~$ cd .wine/ user@dev:~/.wine$ pwd /home/user/.wine user@dev:~/.wine$ ls dosdevices drive_c system.reg user.reg userdef.reg user@dev:~/.wine$ cd drive_c/ user@dev:~/.wine/drive_c$ ls Program Files users windows
さて、インストールを進める。インストールフォルダはデフォルトで指定されている「C:\Program Files\Metatrader4」にインストールする。実行すると「~/.wine/drive_c/Program\ Files/」にMetatrader4の資材が配置されるはずだ。それではインストールを実行する。
インストールが完了したので「~/.wine/drive_c/Program\ Files/」を確認すると、予想通りMetatrader4の資材が配置されている。
そしてMetatrader4が起動した。これで問題なく動作を継続できるか(運用できるか)は、しばらく運用してみないと分からない。