AWSを始める 〜 3.仮想ネットワークの作成

◎これまでの学習
AWSを始める 〜 1.仮想サーバの立ち上げ
AWSを始める 〜 2.SSHを使用した仮想サーバへの接続

◎今回の内容

1.Amazon VPCとは
2.VPCの作成・設定
 2−1.構成するネットワーク
 2−2.VPCの作成
 2−3.VPCのサブネットによる分割
 2−4.VPCでのルートテーブルの設定

◎参考書
正直、オンラインドキュメントが充実しているので、無くても問題ないけど買っちゃったんだよね(爆)。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

1.Amazon VPCとは
正直、Amazonのオンラインドキュメントが充実していて、「Amazon VPC とは」を読めば説明は不要。
私の理解を図示すると次のような感じ。

リージョンは、東京や欧州、アメリカといった単語の意味そのままで、インスタンスなどを配置する地域のこと。詳細はAWSの公式ドキュメント「リージョンとアベイラビリティーゾーン」を参照。

VPCの中身を更に細かくして私が理解したのが次のイメージ。公式ドキュメントだと、VPCAWSと1対1のように見える図になっているが、私の理解だとVPCと1対1。。。でも、公式ドキュメントが正しいんだよね。たぶん。

2.VPCの作成・設定
概念を理解した(つもり)ところで、実際にVPCを設定する。
 2−1.構成するネットワーク
 上記に記したイメージ。サブネットを複数作成し、1つをプライベートサブネットにし、もう1つをパブリックサブネットにする予定。ゆくゆくはNATサーバを作成して、インバウンドのアクセス(外からのアクセス)は拒否するけど、アウトバンドのアクセス(内からのアクセス)は許可するようにしようと考えている。
 2−2.VPCの作成
 それでは実際にAWSの画面を操作してVPCを作成する。
 ServicesからVPCを選択する。

もしくは、ホームボタンからVPCを選択する。

「Create VPC」ボタンからVPCを作成する。今回はインタンスを作成した段階で既に作成されていたので、それを利用する。

 2−3.VPCのサブネットによる分割
画面左側の「Subnets」ボタンから、サブネットを作成する。今回は既に2つのサブネットが作成されていた。

Route Tableを確認すると、いずれもデフォルトゲートウェイ(0.0.0.0/0)がインターネットゲートウェイとなっていた。今回は1つをプライベートサブネットとしたいため、サブネットの1つを削除してプライベートサブネットを新規に作成する。
172.31.16.0/24のアドレスで作成した。172.31.1.0/24をパブリックサブネット用に、172.31.2.0/24をプライベートサブネット用に作成した。

作成完了と思ったが、デフォルトゲートウェイがインターネットゲートウェイになっている。

よくよく見ると、ルートテーブルは既存のもの(デフォルトのもの)が適用されている。
そこで、プライベートサブネットが使用するルートテーブルを作成する。

 2−4.VPCでのルートテーブルの設定
画面左側のメニューからルートテーブルを選択する。

サブネットのメニューから、先ほど作成したルートテーブルを、作成したプライベートサブネットに適用する。

最終的に作成した構成は次のようなイメージ。
アベイラビリティゾーンは物理的なものなので、論理的なサブネットには紐付かないような気がするので、正確にはインスタンスを作成した後に絵にすべきかもしれない。