AWSを始める 〜 3.仮想ネットワークの作成
◎これまでの学習
「AWSを始める 〜 1.仮想サーバの立ち上げ」
「AWSを始める 〜 2.SSHを使用した仮想サーバへの接続」
◎今回の内容
1.Amazon VPCとは
2.VPCの作成・設定
2−1.構成するネットワーク
2−2.VPCの作成
2−3.VPCのサブネットによる分割
2−4.VPCでのルートテーブルの設定
◎参考書
正直、オンラインドキュメントが充実しているので、無くても問題ないけど買っちゃったんだよね(爆)。
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- 作者: 玉川憲,片山暁雄,今井雄太
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本
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1.Amazon VPCとは
正直、Amazonのオンラインドキュメントが充実していて、「Amazon VPC とは」を読めば説明は不要。
私の理解を図示すると次のような感じ。
リージョンは、東京や欧州、アメリカといった単語の意味そのままで、インスタンスなどを配置する地域のこと。詳細はAWSの公式ドキュメント「リージョンとアベイラビリティーゾーン」を参照。
VPCの中身を更に細かくして私が理解したのが次のイメージ。公式ドキュメントだと、VPCはAWSと1対1のように見える図になっているが、私の理解だとVPCと1対1。。。でも、公式ドキュメントが正しいんだよね。たぶん。
2.VPCの作成・設定
概念を理解した(つもり)ところで、実際にVPCを設定する。
2−1.構成するネットワーク
上記に記したイメージ。サブネットを複数作成し、1つをプライベートサブネットにし、もう1つをパブリックサブネットにする予定。ゆくゆくはNATサーバを作成して、インバウンドのアクセス(外からのアクセス)は拒否するけど、アウトバンドのアクセス(内からのアクセス)は許可するようにしようと考えている。
2−2.VPCの作成
それでは実際にAWSの画面を操作してVPCを作成する。
ServicesからVPCを選択する。
もしくは、ホームボタンからVPCを選択する。
「Create VPC」ボタンからVPCを作成する。今回はインタンスを作成した段階で既に作成されていたので、それを利用する。
2−3.VPCのサブネットによる分割
画面左側の「Subnets」ボタンから、サブネットを作成する。今回は既に2つのサブネットが作成されていた。
Route Tableを確認すると、いずれもデフォルトゲートウェイ(0.0.0.0/0)がインターネットゲートウェイとなっていた。今回は1つをプライベートサブネットとしたいため、サブネットの1つを削除してプライベートサブネットを新規に作成する。
172.31.16.0/24のアドレスで作成した。172.31.1.0/24をパブリックサブネット用に、172.31.2.0/24をプライベートサブネット用に作成した。
作成完了と思ったが、デフォルトゲートウェイがインターネットゲートウェイになっている。
よくよく見ると、ルートテーブルは既存のもの(デフォルトのもの)が適用されている。
そこで、プライベートサブネットが使用するルートテーブルを作成する。
2−4.VPCでのルートテーブルの設定
画面左側のメニューからルートテーブルを選択する。
サブネットのメニューから、先ほど作成したルートテーブルを、作成したプライベートサブネットに適用する。
最終的に作成した構成は次のようなイメージ。
※アベイラビリティゾーンは物理的なものなので、論理的なサブネットには紐付かないような気がするので、正確にはインスタンスを作成した後に絵にすべきかもしれない。