localStorageで保存されたデータのPCでの格納場所

前回のエントリーで、localStorageを使用して格納したデータは、明示的に削除しない限り、ブラウザを閉じても削除されないことが分かった。
つまり、アプリケーションが利用者に対して明示的にlocalStorageのデータを削除する仕組みを提供している場合か、もしくはアプリケーションがlocalStorageのデータを適切に削除するような仕組みを用意している場合以外は、自分のPCにデータをため込むことになる。

これは気持ちが悪いと思ったので、localStorageによって保存されたデータがPCのどこに格納されているのかを調べた。

Chromeの場合
下記フォルダに存在することが分かった。

C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Local Storage

例えば、http://wbs-newworld.appspot.com/storage.htmlにアクセスして、localStorageにデータを保存すると、http_wbs-newworld.appspot.com_0.localstorageのような名前でlocalStorageデータを保存するファイルが作成される。

IEの場合
どこに保存されているのか分からなかった。
MicrosoftDOMストレージの概要には下記記述がある。

記憶域のクリア

データを参照する最後のウィンドウが閉じられた時点で、セッション状態が解除されます。 ただし、Internet Explorer で [ツール] メニューの [閲覧履歴の削除] をクリックし、[Cookie] チェック ボックスをオンにして [削除] をクリックすることで、いつでも記憶域をクリアできます。 これにより、[お気に入り] フォルダー以外のすべてのドメインについて、セッション記憶域およびローカル記憶域がクリアされ、レジストリ内のストレージ クォータがリセットされます。

IE8で試してみたのだが、localStorageのデータは消えなかった。
なので、どこか他の場所にあるのだと思う。

Firefoxの場合
オプション→プライバシー→すべての履歴の消去で、cookieにチェックを入れて削除を実行すれば消えた。