2月の傾向分析〜日本企業の決算および米国債利払い

2月〜3月は日本企業の決算月である。
既に、今年の決算発表スケジュールは日経で発表されている。

決算ということは、日本企業は輸出によって獲得した外貨を決算に向けて円に変える傾向がある(つまり、外貨売り円買い)。輸出でなくとも、為替運用によって保持した外貨を円に変えるという場合もあるだろう。決算は1年に1度なので、昨年の決算月と比較して、ドル安であれば買い戻し、ドル高であれば売るだろうと考えられる。
例えば、2008年からの下落トレンドでは、2月〜3月は20EMAに向けて外貨買い(円売り)の傾向が見られる。あくまでも推測だが、これは昨年売りで保持した外貨を買い戻して利益とする動きのように思える。
この仮定に基づくと、2013年2月〜3月にかけては、一旦調整の円高が進むかもしれない。

①昨年の2月と比較してドル高円安である。そのため、買い続けてきた外貨を、決算に向けてある程度売るのかもしれない。
②輸出により獲得した外貨を、決算に向けてある程度売るのかもしれない。
※)必ず同じ傾向があったわけではなく、4月から20EMAに近づいた年もあるので、あくまでもチャートに従うことが基本だ。

また、2月は米国債利払いもある(確か、8月15日と2月15日だったかと思う)。正直、どれほどの影響があるのかは分からないが、ドル高であるため円転しようと考える企業が多いかもしれない。