【証券外務員】13.財務諸表と企業分析
前回の続き。
1.貸借対照表損益計算書は、一定期間における企業の利益獲得過程を表示するものであり、「経営成績」の評価が把握できる。
※)貸借対照表は「一定時点(決算日)」における企業の「財政状態」を把握することができる。
4.損益計算書において、支払利息は営業外費用に分類される。
5.流動資産の棚卸資産には、販売資産となるために生産過程の途中にある資産である仕掛品や半製品は含まれないも含まれる。
6.キャッシュ・フロー計算書における、キャッシュの概念は、現金および現金同等物を意味する。
※)現金同等物には、容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資が含まれる。
9.株式発行による資金調達を、デット・ファイナンスエクイティ・ファイナンスという。
※)デット・ファイナンスとは、金融機関からの借入れによる資金調達をいう。
10.連結貸借対照表において純資産は、株主資本、その他の包括利益累計額、新株予約権および少数株主持分に分類される。
11.有価証券報告書提出会社は、損益計算書に加えて包括利益計算書の作成が求められている。
12.連単倍率とは、グループ全体の売上高や利益、資産などの規模が子会社単独親会社単独の場合の何倍あるかを示す。
◎自己資本利益率(%) = 当期純利益/自己資本(期首・期末平均) × 100
◎総資本(純)利益率(%) = 当期(純)利益/総資本(期首・期末平均) × 100
◎売上高(純)利益率(%) = 当期(純)利益/(純)売上高 × 100
◎流動比率(%) = 流動資産/流動負債 × 100
◎当座比率(%) = 当座資産/流動負債 × 100
◎売上高成長率(%) = 当期売上高/前記売上高 × 100
◎利益成長率(%) = 当期利益/前期利益 × 100
◎配当率(%) = 配当金(年額)/資本金(期中平均) × 100
◎配当性向(%) = 配当金(年額)/当期(純)利益 × 100
◎固定比率(%) = 固定資産/自己資本 × 100
◎固定長期適合率(%) = 固定資産/(自己資本+少数株主持分+固定負債) × 100
◎負債比率(%) = (流動負債+固定負債)/自己資本 × 100
◎自己資本比率(%) = 自己資本/(自己資本+負債) × 100
◎総資本回転率(回/年) = (年間)売上高/総資本(期首・期末平均)
◎売上総利益 = 売上高−売上原価
◎営業利益 = 売上総利益−(販売費および一般管理費)
◎経常利益 = 営業利益+営業外損益
◎税引前当期純利益 = 経常利益+特別損益
◎当期純利益 = 税引前当期純利益−法人税及び住民税
◎限界利益 = 売上高−変動費
◎限界利益率(%) = 限界利益/売上高 × 100
◎損益分岐点 = 固定費/限界利益率
◎損益分岐点比率(%) = 損益分岐点/売上高 × 100