2013年9月5日 これまでの反省と、ECB・政策金利発表(現行 0.50%)およびドラギECB総裁記者会見でのEURUSD
前回「8月10日 EURUSDはトップアウトせずに、このまま上昇し続けるのか?」の更新から1ヶ月ぶりの更新。
前回の更新時は、中々トップアウトせずに、下落しては反発することの繰り返しのEURUSDに苛立ちすら覚えていた。それから1ヶ月後の今は、トップアウトして既に下落局面に入っている。そして、2013年9月5日のドラギ会見で1段下げ。
今回のエントリーでは、EURUSDがトップアウトしなかったテクニカル的な理由とトレードの反省、今回のドラギ発言での下落について纏める。
2週間前のメモ。USDJPYは想定通り。EURUSDは短期的には想定通りだけど、ちょっと引っ張ると駄目なパティーン。:8月10日 EURUSDはトップアウトせずに、このまま上昇し続けるのか? - 日常メモ (id:graySpace) http://t.co/gXe70ehONf
— graySpace (@graySpace999) August 26, 2013
上昇したら売ることを繰り返していたが、エントリーポイントまで戻し、尽く含み益が無くなることの繰り返しを反省。#EURUSD 1時間足。残念な図第2弾。EURJPYとは種類が違うが、含み益が減っとる。また出直しかよの段。確かにTPからのLの場所だけど、損切りポイントは置くけど、利確の指値は置かないので・・・。難しいわ。 pic.twitter.com/EP3lgXtB4y
— graySpace (@graySpace999) August 27, 2013
ところが、8月29日に状況は変わった。これまで反発していた移動平均線のポイントで若干の反発があったものの戻りが鈍く、その後暫く揉んだ後に下落。1.33505を下抜けて、明確な売りシグナルとなった。#EURUSD 1時間足。こいつには何度も残念な思いをさせられてきたが、昨晩の戻しが浅く、これまでの戻しポイントを漸く1段下抜けた段階。1.32000は買いオーダー多そうだが、次はどうだろう。1.34台のSは保持し続ける。 pic.twitter.com/r3JnobOl37
— graySpace (@graySpace999) August 29, 2013
ここで一旦反省。
・EURUSDだけがトップアウトせず「上昇したらSする→含み益→リバル→含み益が消える→またSする→含み益→リバル→含み益が消える・・・」を何回も繰り返した。
・トップアウトしなかったのは当然で、テクニカル的に上昇TLに支えられており、移動平均線も下抜けていなかったから。リバルのはテクニカル的には当然だった。
・EURUSDがトップアウトしないのはおかしいという先入観のため、本来利確すべきポイントに盲目的になってしまっていた(但し、兼業なので利確ポイントでチャートを見ていられないので難しい点はある。これは永遠の課題)。
さて、1.33505を下抜けて、今度こそ安心してSポジを保有し続けることができるようになった。ここからは、一方的に下落。そして、ECB政策金利発表前、およびドラギ会見前日に、いったんテクニカル的に節目にかかり反発。ここはイベント前およびテクニカル的な節目が重なり利確のポイントだった。何もしなかったことは反省に値する。まだ迷いがある。
そして、重要なイベントである、ECB政策金利とドラギ会見。
政策金利は据え置き。これは予想通りで、反応なし。20:45発表 ・欧州政策金利発表 0.50%(予想 0.50%・前回 0.50%)
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) September 5, 2013
【DailyFXJapan】①ECBは大方の予想通り政策金利を0.5%、上限政策金利を1.0%、貯金ファシリティを0.0%に据え置きました。相変わらずECB理事会の見所はドラギECB総裁会見になります。注目は足元の域内経済が回復する中、利下げが遠のいた (続く) #fx
— FXCM ジャパン証券 (@FXCM_Japan) September 5, 2013
【DailyFXJapan】②と言及するかなど。または7月に導入したフォワードガイダンス(緩和的金融政策)についても記者から問われると思います。記者会見の模様はライブで視聴可能です(英語)→ http://t.co/AFcvfmLIqk #fx
— FXCM ジャパン証券 (@FXCM_Japan) September 5, 2013
ドラギ記者会見前にこんな記事が。個人的には内容的に同意するも、この内容を裏切る発言をしないでくれと、願っていたのも事実。Mario Draghi seen trying to prevent investors from overestimating economy’s resilience | http://t.co/VRr27AOvIx
— Bloomberg News (@BloombergNews) September 5, 2013
ドラギ会見前のADP雇用統計は悪い結果。これでEURUSD上振れ。21:15発表 ・8月ADP雇用統計 17.6万人(予想 18.2万人・前回 20.0万人)
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) September 5, 2013
フォワードガイダンス継続、Remain present or lower levels も健在。ユーロ下落 #fxch #eurjpy http://t.co/VBN2flo8VLで実況中
— Yoshiko Matsuzaki (@LondonFX_N20) September 5, 2013
ドラギECB総裁「理事会は政策金利が長期にわたり、現在または『現在を下回る水準』にとどまると予想」「金融政策は7月に公表したフォワードガイダンスと一致し続ける」
— ジェルベズ久美子 (@GervaiseKumiko) September 5, 2013
ECB sees 2013 GDP at -0.4% vs -0.6% previously; 2014 at +1.0% vs +1.1% previously
— ForexLive (@ForexLive) September 5, 2013
Draghi not concerned about inflation, expects rates to remain at low level for extended period. More LIVE HERE: http://t.co/EVQzwoRXGF
— Reuters Insider (@ReutersInsider) September 5, 2013
ECBスタッフ「2013年のGDP伸び率見通しは+0.4%(6月予想:-0.6%)」「2014年のユーロ圏GDP伸び率見通しは+1.0%(同:+1.1%)」「2013年のインフレ見通しは+1.5%(同:+1.4%)」「2014年のインフレ見通しは+1.3%(同:+1.3%)」
— ジェルベズ久美子 (@GervaiseKumiko) September 5, 2013
ドラギ総裁会見〜「政策金利は長期にわたり現行水準かそれ以下に」、「信頼感指数は成長回復を確認する内容」、「必要なだけの期間、金融政策は緩和的にとどまる」、「生産は緩慢なペースで回復する」、「経済見通しに下振れリスク」、「ユーロ圏経済のリスクは引き続き下向き」
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) September 5, 2013
ドラギ総裁が、個人的には当然のことばかりを発言してくれて、EURUSDは下落。
同時に発表された米新規失業保険申請件数は好結果。
21:30発表 ・新規失業保険申請件数 32.3万件(予想 33.0万件・前回 33.2万件) ・失業保険継続受給者数 295.1万人(予想 298.4万人・前回 299.4万人)
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) September 5, 2013
そして、23時に発表された「8月ISM非製造業景況指数」も好結果。
23:00発表 ・8月ISM非製造業景況指数 58.6(予想 55.0・前回 56.0) ・7月米製造業受注指数(前月比) -2.4%(予想 -3.4%・前回 1.5%)
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) September 5, 2013
ドラギ総裁の会見でEUR安となり、それに加えてADP以外の米指標が好結果であり、EURUSDは下落。
ただ、明日のNFPまで油断できないため、大きく売り増したSポジションは、テクニカル的な節目で、一部を残して短期的に利確した。