EUR一段高。それに反応したのはJPY安ではなくGBP安およびUSD安。
ECB、テーパリングについての決定は10月以降になる公算−関係者 https://t.co/N4uM1rCsNi pic.twitter.com/ehES1V5U6Z
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年7月20日
これでEUR高だが、下記引用を見ると一時的にEUR安かと思った。
20日の政策決定後の記者会見でドラギ総裁は、QEの将来の軌道についての正式協議は秋以降に持ち越すことに全員が同意したと述べた。協議開始の正確な日程を決めないことでも合意したという。7月会合より前のブルームバーグの調査に答えたエコノミストらは、ECBが9月の会合でQEペースの減速を示唆すると予想していた。
秋以降に延期なので、それまでのEUR高期待が剥落してEUR安に触れると解釈したが、マーケットの解釈は延期はされたが秋以降に実施されるのは間違いないのでEUR買いということ。
やはり、ECBのテーパリングは相当織り込まれてきていることが分かる。
CFTCのポジションにも触れたが、これを見ても分かる。
さて、EUR買いに反応した通貨は。JPY売りではなく、GBPとUSD売り。
これとCFTCポジションを見ると、JPY売りも一旦厳しそうに見えるのだが、USDも買われるとUSDJPYは膠着なのかな。
USDJPYは下げると考えていたが、ここ数日、111.5から下げ渋っているのでどうしたものかと考えているわけですよ。
でも、政策金利の観点から考えると長期的にJPY安というスタンスは変えていない。昨日も据え置き。問題は短期的にどこで押し目となるか。
FRBは織り込まれてUSD安(上がりづらい)。
BOJは1人だけ出遅れなのでJPY安。
最近加速が織り込まれてきているのはECBでEUR高。
次をどうするか。