2018年1月はドル売りからだった

「だった」と書いたのは、2018年も昨年と同様にEUR買いが続くか分からなかったから。
少なくとも「2017年の為替振り返り」を書いていた時点ではEURの動きも大したことなく、「どちらかなぁ」と思っていた。

どちらかと言うと、「急激な円高 〜 ドル円安。日銀の国債買入減額で加速。」で触れたように、想定より早く円高が開始されることに気が向いていた。

でも、欧州通貨買い戻しの流れは変わらずという結果だったということ。これだよね。

(追記)でも、KU見ると、GBP買いだわw。何か見落としていたのかなぁ。


そんな中、重要なECBが1月25日にあった。

予想通りの据え置き。
ただ、ダボス会議での要人発言合戦になった感じ。これで乱高下。


ドル円がいいところまで下がったところにトランプ発言もあったのでみなさん利食った感じ。


さて、問題は今後どうなるのか。予想は出来ないが、シナリオを考えておくことは大切。
一言で言うと、昨年から考えは同じで「各国の政策金利に注目」しておくしか無いと思う・・・。

USDJPYに限って言えば、USDとJPYの綱引きってことは分かっているけれど、USDは利上げしていきJPYは遅れているからUSDJPY買いになるかなと思っていて想定とは異なっていたので、これは欧州見ながら綱引き考えるしか無い。欧州の景気は緩やかに拡大していることも注視している。

KUにはAUDしか入れていないけれど、金利高いもので言えばAUDなわけで、AUDJPY買いかなとは思っていた。ただ、結果、AUDUSDの方がパフォーマンス良かったが・・・。

米国債利回りは上昇しているがドル安。まさにこれが、自分にとっては考えどころ・・・。

記事内引用。

次のような選択肢が考えられる。

・米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想以上に積極的に利上げをする
欧州中央銀行(ECB)が緩和縮小を遅らせる
・米国の貿易収支が改善する
・中国がドルに対する人民元上昇に歯止めをかける
・ユーロ圏周辺国の債券の好パフォーマンスが止まりユーロ圏への資金流入が減る

FRBが債券保有の段階的縮小を開始(再投資しない)した2017年9月から、綺麗に米国債利回り(2年債と10年債)は上昇している。
◎米国2年債利回り

◎米国10年債利回り

◎10年債-2年債スプレッド

ECBが周知の通り、今年2018年1月から買入規模を半減し9月まで延長する。ただ、年内利上げの可能性は極めて小さい。

この辺の綱引き次第なんかな。