1.証券会社の中の人々

証券会社がどのような仕事をしているのか。実際に現場で働いてみないと分かりようがない。そんな中、この本を手にとって見た。

証券会社の「儲け」の構造

証券会社の「儲け」の構造

分かりやすいし、面白い。

証券外務員の参考書は、字だけでイメージが湧かないので、この本をベースに業務を図にしながら理解を深めていこうと思う。
まずは、1章から。

◎リテール営業部門
個人営業部門のこと。一般顧客対応セールスと、億単位の注文を狙う富裕層セールスとに分かれているとのこと。
私はセルサイドの訪問販売が大嫌いで、証券会社には就職しなかった。彼らがまさにリテール営業なんですね?ネットで調べると、詰めが凄いらしい。恐ろしい世界のようです。
ただ、リテール営業部門は、証券会社の収益をあげるために最も重要といってもよい部門で、リテール営業で成績のよい者が出生をする可能性が高いと聞いたことがあります。
また、富裕層セールスの営業ですぐに浮かんだのが、ラップ口座でした。

ラップ口座といえば、大和証券が最初にリードを奪っているようで、リテール営業が推進しているようです。
しかし、最近は野村證券が猛追しているとか。

◎マーケット部門
主にトレーダーセールスという人種がいるようです。
証券会社のトレーダーの仕事は、「顧客の取引に応じること」のようです。ブック(自分の財布)を持っていないとのこと。逆に、ブックを持ち、顧客との取引に応じぜずに、自らの収益のためだけにトレーディングをしている人たちが、プロプライアタリー・トレーダー(proprietary trader)。プロップですね。

トレーディング業務については、このサイトに纏められている

セールスは、機関投資家、事業法人、宗教法人、学校法人にセールスをする人たちとのこと。

投資銀行部門
リレーションシップマネージャー(RM)、キャピタルマーケット、M&Aアドバイザリーの人達。