1.証券会社の中の人々
証券会社がどのような仕事をしているのか。実際に現場で働いてみないと分かりようがない。そんな中、この本を手にとって見た。
- 作者: 三田哉
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2013/04/06
- メディア: 単行本
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分かりやすいし、面白い。
証券外務員の参考書は、字だけでイメージが湧かないので、この本をベースに業務を図にしながら理解を深めていこうと思う。
まずは、1章から。
◎リテール営業部門
個人営業部門のこと。一般顧客対応セールスと、億単位の注文を狙う富裕層セールスとに分かれているとのこと。
私はセルサイドの訪問販売が大嫌いで、証券会社には就職しなかった。彼らがまさにリテール営業なんですね?ネットで調べると、詰めが凄いらしい。恐ろしい世界のようです。
ただ、リテール営業部門は、証券会社の収益をあげるために最も重要といってもよい部門で、リテール営業で成績のよい者が出生をする可能性が高いと聞いたことがあります。
また、富裕層セールスの営業ですぐに浮かんだのが、ラップ口座でした。
[日経]「お任せ」運用、9月末の残高6兆円 昨年末比7割増 http://t.co/jQDvYtQNDk 資産運用の方法を金融機関に任せる商品に個人マネーが流入している。国内の証券会社や信託銀行が扱う「ラップ口座」を中心に、こうした運用をする商品の残高が9月末で6兆円規模に達…
— 5newspaper (@_5newspaper) 2015, 10月 16
ラップ口座といえば、大和証券が最初にリードを奪っているようで、リテール営業が推進しているようです。
しかし、最近は野村證券が猛追しているとか。
◎マーケット部門
主にトレーダーとセールスという人種がいるようです。
証券会社のトレーダーの仕事は、「顧客の取引に応じること」のようです。ブック(自分の財布)を持っていないとのこと。逆に、ブックを持ち、顧客との取引に応じぜずに、自らの収益のためだけにトレーディングをしている人たちが、プロプライアタリー・トレーダー(proprietary trader)。プロップですね。
セールスは、機関投資家、事業法人、宗教法人、学校法人にセールスをする人たちとのこと。